Oxford Reading Tree が好き!

Oxford Reading Tree をメインに、洋書絵本など、英語多読の感想をつづります。

Oxford Reading Tree Stage 2 Stories の感想

 Oxford Reading Tree Stage 2 Stories の感想を書きます。

 Stage2にいよいよレベルアップ。ページもStage1の8ページから16ページへと倍になっています。英文も単語だけではなく、英文らしくなってきました。

 

 

「The Toy's Party」

ページ数 16

語数 51

登場人物 Kipper、Mum、floppy

表紙 KipperとFloppyとToysがおかしのあるテーブルを囲んでいます。

Oxford Reading Tree: Level 2: Stories: The Toys' Party

 

あらすじ

 このお話は、Kipperが主役です。Kipperはパーティーを開いてみんなでおかしを食べたいと思っているようですが、皆、出かけているみたいでさみしそうです。そこで、おもちゃのぬいぐるみを集めて、Toy's Partyをすることを思いつきました。

 

キーセンテンス

 Kipper wanted a party. (P 1)

(「The Toy's Party」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press

  ステージ2全体を通して、文章に動詞「want」がたびたび出てきます。~がほしい、とその回の主役が思ったところからお話がはじまるパターンです。読むのが子どもの場合、「~がほしい」と思うところからだと、お話に導入しやすいから、そうしたのかもしれないですね。

 

感想

 Kipperのとなりにいるfloppyの行動も地味に面白いです。集めてくるぬいぐるみは、他のお話にもたびたび登場しています。どこで出てきているか、あとで調べてみたいなぁ・・・。

 

 

「New Trainers」

ページ数 16

語数 36

登場人物 Biff, Chip, Dad, Mum, Kipper, Wilf, Wilma, Floppy

表紙 Chip, Kipper, Wilf, Floppyがサッカーボールで遊んでいます。

Oxford Reading Tree: Stage 2: Storybooks: New Trainers

 

あらすじ

 このお話は、Chipが主役です。Chipの履いている trainers が壊れてしまいました。そこでChipは両親と靴屋に行って新しい trainers を買ってもらいます。そして・・・。

 タイトルにもなっている「trainers」の意味ですが、イギリス英語ではスニーカー、アメリカでは訓練する人。ちなみに、日本でいう「トレーナー(服)」は、sweatshirt と言っているみたいです。

 

キーセンテンス 

 Chip wanted new trainers. (P1)

 (「New Trainers」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

はい、ここでも出てきました「want」!繰り返し文章で出てくることで、子どもは覚えるのでしょう。

 

「A New Dog」

ページ数 16

語数 55

登場人物 Kipper, Biff, Chip, Dad, Mum, Kipper, そして・・・ Floppy!

表紙 Kipper, Biff, Chip, Kipper, そして・・・ Floppy!

Oxford Reading Tree: Stage 2: Storybooks: a New Dog

 

あらすじ

 このお話は、数あるORTのなかでも、特別なもののひとつと断言できます。

 Kipperがペットの犬がほしいといいだし、家族でdog's home(犬の保護施設)へ行きます。そして、出会ったのは・・・そうです、Floppyです!この回ではまだ名前はついてないですけど。

 はじめに「特別なもののひとつ」と書いた理由ですが、この素晴らしいORTシリーズの記念すべき第1作目、ようするに初めて作られたお話が、このお話らしいからです。

 

キーセンテンス

  Kipper wanted a dog.(P 1)

  It was too big.(P9)

  (「A New Dog」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 これで三度目!「want」の登場です(笑)。

 そして 副詞のtooです。形容詞や副詞のまえにおいて「あまりにも・・・すぎる」という意味ですね。

 

「What a Bad Dog!」

ページ数 16

語数 56

登場人物 Floppy, Kipper, Chip, Dad, Mum, Biff

表紙 Floppyがワイシャツをくわえて走っています

Oxford Reading Tree: Level 2: Stories: What a Bad Dog!

 

あらすじ

 前のお話「A New Dog」に引き続き、Kipperファミリーの一員になった愛犬、Floppyのお話です。家族になったばかりのFloppyは、ことあるごとに皆に迷惑をかけてしまいます。蝶々を夢中になって追いかけて、Dadがコンクリートを塗っているところへ入ってしまったり、Mumが干した洗濯物をくわえて引っ張ってしまったり・・・。夜にはDadのスリッパを片方くわえてボロボロにしてしまいます。そしてついにはタイトルにもなっている「What a Bad Dog!」と言われてしまいます。皆がベッドに入ってもFloppyは吠え続けます。Dadが怒ってFloppyのもとへ行ってみると・・・。最後はハッピーエンド?で終わります。

 

キーセンテンス

  What a bad dog!(p 9)

  Dad couldn't sleep.(p 11)

  (「What a Bad Dog!」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 ひとつめは、感嘆文ですね。What + ( a / an ) +形容詞+名詞!の形になっています。本来は主語+動詞もつくのですが、省略されています。

二つ目は、助動詞 can の登場です。とはいっても過去形のcould でしかも否定形。

 

「The Go-kart」

ページ数 16

語数 49

登場人物 Biff, Chip, Dad, Mum, Floppy

表紙 BiffとChipそしてFloppyがゴーカートの前でなかよく座っています。

 

あらすじ

 Dadがゴーカートを作りました。完成したゴーカートを見て、BiffとChipが駆け寄ってきます。しかし、子どもだけで遊ぶとなると、こういう時にうまくいかないものですね。どっちが先に乗るかでもめてしまいます。うーん、自分にもこういう経験あるなぁ・・・。ORTは子どもの頃、誰しもが経験するようなできごとをエピソードにするのが上手いと思います。

 

キーセンテンス

  Dad made a go-kart.(P1)

  Biff wanted the go-kart.(P2)

  (「The Go-kart」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 動詞 make (~をつくる)が出てきました。

 そして4回目のwant です(笑)。ここまでくると、子どもたちもさすがにwantという言葉の意味が身についてくるでしょう。

 

「The Dream」

ページ数 16

語数 56

登場人物 Biff, Dad, Mum, Floppy

表紙 Dragonの夢をみるBiff

Oxford Reading Tree: Stage 2: Storybooks: the Dream

 

あらすじ

 夜中、Biffがベッドから起きてきました。眠れなかったようで、DadがBiffに絵本を読み聞かせてくれました。どんな絵本だったかというと、Dragonについての絵本でした。Biffはふたたびベッドに入って眠ろうとしますが、夢の中になんと、絵本でみたDragonがでてきてしまいました・・・。私も子どもの頃、幽霊の話を聞いてから寝たら、夢の中にも幽霊が出てきたことがあるので、なんとなくBiffの気持ちがわかる気がします。

 

キーセンテンス

  Dad told her a story. (P2)

  (「The Dream」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

  いわゆる英文法の5文型のうちの第4文型 SVOOですね。

 

 Stage 2 Stories 全体をとおして見ると、Floppyとの出会いのエピソードや、Chip、Biff、Kipperのキャラクターがよくわかる楽しいエピソードなど、楽しいお話ばかりです。