Oxford Reading Tree が好き!

Oxford Reading Tree をメインに、洋書絵本など、英語多読の感想をつづります。

Oxford Reading Tree Stage 4 の感想

Oxford Reading Tree Stage 4 Main Stories の感想を書きます。

 

ORTシリーズの中でも、とても重要なステージ。この6冊、ステージ4のMain Stories は、これまでのような短編読み切りではなく、続き物なので、読む順番を間違えないように気をつけましょう。

 

 

 

 

「House for Sale」

ページ数 16

語数 109

登場人物 Kipper, Biff, Chip, Dad, Mum, Floppy

表紙 Kipper, Biff, Chip, Dad, Mum, Floppyが家の庭で記念写真。

Oxford Reading Tree: Level 4: Stories: House for Sale

 

あらすじ

 Kipperくん一家が新しい家を探して、中古物件の家を見にきました。みんなで前庭、入り口、階段、ベッドルーム・・・などをひとつひとつ見て回ります。「FOR SALE」と看板があって、中古なので、家のところどころが古びているようです。Kipperだけが一人だけ遊び半分なのか、ちょっとおかしな行動をとっています(笑)。Chimney(煙突)のぞいたり、ベッドの上で飛び跳ねてます(笑)。裏庭にはツリーハウスがあり、子どもたちで登ります。・・・ところで、ここで気になったんですが、海外にはツリーハウスってふつうにあるんですかね?

 

キーセンテンス

 Dad liked the house. (p 2)

 Mum liked it too. (p 3)

(「House for Sale」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 

 

 

「The New House」

ページ数 16

語数 120

登場人物 Kipper, Biff, Chip, Dad, Mum, Floppy, Wilf, Wilma, 引っ越し会社の人

表紙 Kipper, Biff, Chip, Dad, Mum, FloppyがNew Houseに入ろうとしているシーン

Oxford Reading Tree: Level 4: Stories: The New House

 

あらすじ

 前作「House for Sale」からの続き。いよいよKipperくん一家が古い家から新しい家にお引越しするお話です。引っ越し会社の男の人が車に乗ってやってきます。とても大きな車です。引っ越し会社の男の人もとても大きい人です。引っ越しを経験したことある人は分かると思いますが、たくさんの物を運ぶんですよね。みんなの大仕事の一日が描かれています。お話の絵の中に、これまでのお話に出てきた小道具がみつかると、思わずニヤリとしてしまいます。

 

キーセンテンス

 "What a big van!" (p 2)

 "What a big man!" (p 3)

(「The New House」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 感嘆文ですね。ほかにもたくさんの"What a ●●!"という表現が出てきます。

 

 

 

「Come In !」

ページ数 16

語数 109

登場人物 Kipper, Dad, Mum, Chip, Biff, Floppy, Wilf, Wilma, and many friends!

表紙 Kipper と Floppy

Oxford Reading Tree: Level 4: Stories: Come In!

 

あらすじ

 前作「The New House」からの続き。Dad が新しい家の玄関のドアをペイントしているところを、Mumがおでかけしていきました。WilfとWilmaが家に遊びにきます。

 

 Three children came to the house. (p 4)

 They came to play with Biff. (p 4)

(「Come In !」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 

 この文章のパターンの繰り返しでChipの友だち、Kipperの友だちがぞくぞくと遊びにやってきます。同時に、Floppyのお友だち犬も遊びにきます。Mumがおでかけから帰ってくると、部屋の中には大勢の子どもが無我夢中で好き勝手にやりたい放題に遊んでいます、その数、14人!!! Mumも思わず叫びます、

 

 "What a mess !" (p 11)

(「Come In !」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 

でました、おなじみの感嘆文! そりゃそうだ~(笑)!

 

 

 

「The Secret Room」

ページ数 24

語数 195

登場人物 Biff, Chip, Dad, Mum, Floppy

表紙 Biff, Chip, Dad, Mum, Floppyが暗い部屋の中をのぞいています。

Oxford Reading Tree: Level 4: Stories: The Secret Room

 

あらすじ

 前作「Come In!」からの続きです。新しく引っ越した家のリフォームをしています。DadとMumのお手伝いをChipとBiffがします。Biffは、Biffの部屋のWall paper を新しくしたいとWall paper shop へ行きます。白地に赤い線のWall paperを買って帰り、古いWall paper をはがしていくと、Biffは隠されたドアを発見します。Mumがドアを開くと、そこには部屋がありました・・・。

 ステージ4の Main Stories と、ステージ5の Main Stories は続きものなので、一話一話が早く続きが読みたくなるような、ワクワクが止まらない内容になっています。このお話あたりからじわじわとその助走が始まっています。できることなら、ステージ4とステージ5はいっきに買いそろえて読むことをおすすめします。

 

キーセンテンス

 Biff looked at the wall paper. (p 7)

(「The Secret Room」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 

 

 

「The Play」

ページ数 24

語数 203

登場人物 Biff, Chip, Wilf, Wilma, Wilf's Mum, Wilf's Dad, Mrs May

表紙 Biff(Tin Man), Chip(Witch), Wilf(Lion)

Oxford Reading Tree: Level 4: Stories: The Play

 

あらすじ

 Biff、Chip、Wilfが学校へ行きます。3人は Mrs May のクラスメイトのようです。本の読み聞かせの時間にMrs May が"The Wizard of Oz"(オズの魔法使い)を読んでくれます。

 

 ここでオズの魔法使いを知らない人のために解説すると・・・ドロシーという少女とペットの犬が住んでいた家ごと嵐でとばされて、Ozという魔法の国にたどり着きます。そこで、かかし、ブリキ男、ライオンに出会い、旅をする・・・というお話。100年以上前に書かれたのが信じられないくらいマジで面白いので、これはこれでぜひ読んでほしいです。

 

 話をもとに戻して、Playtimeになりましたが、外は嵐になっていたので、子どもたちは室内で"The Wizard of Oz"の劇をすることに・・・。

 

 

英語学習

 まずはタイトルに注目! 「The Play」となっていますが、名詞で 劇、お芝居という意味があります。

 

キーセンテンス

There was a storm. (p 7)

(「The Play」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 

 There 構文ですね。

 

 

 

「The Storm」

ページ数 24

語数 188

登場人物 Kipper, Biff, Chip, Dad, Mum, Floppy、Wilf, Wilma, Mrs May

表紙 Biffが家の窓から外を見ています。外は暴風雨・・・。

Oxford Reading Tree: Level 4: Stories: The Storm

 

あらすじ

 WilfとWilmaが遊びにきました。子どもたちは裏庭にあるツリーハウス(同じステージ4の「House for Sale」にも出てきましたよね!)に行きましたが、ツリーハウスは壊れています。そこで、みんなでツリーハウスを直します。子どもたちはツリーハウスで完成パーティーをします。しかし、その夜からStormがきてしまいます・・・。

 

 他のところでも書きましたが、このステージ4は、ステージ5への助走、橋渡しのような役割もあるので、このお話「The Storm」の結末を読んだら、そのまますぐにステージ5を読むことをおすすめします。ていうか、私がすすめなくても読みたくなると思います(笑)。

 もう、この展開だと「英語の学習が進んだら・・・ステージ5を読もう」なんて悠長なこと言ってられないですよね(笑)。

 

キーセンテンス

 Dad helped the children. He mended the roof.  (p 4)

(「The Storm」Roderick Hunt / Alex Brychta 1986年 Oxford University Press)

 

 英文法 基本5文型でいうところの、SVOですね。 ほかにも、これまでのORTシリーズで出てきたフレーズ「What a mess!」(p 3)や、「There was a storm.」(p 11)なども出てきます。